動作環境

Go

Incus は Go 1.21 以上を必要とし、Go 言語のコンパイラのみでテストされています。

ビルドには最低 2GB の RAM を推奨します。

必要なカーネルバージョン

される最小のカーネルバージョンは 5.4 です。

Incus には以下の機能をサポートするカーネルが必要です。

  • Namespaces (pidnetutsipcmount

  • Seccomp

  • Native Linux AIO (io_setup(2)など)

以下のオプションの機能はさらなるカーネルオプションを必要とします。

  • Namespaces (usercgroup

  • AppArmor (mount mediation に対する Ubuntu パッチを含む)

  • Control Groups (blkiocpusetdevicesmemorypids

  • CRIU (正確な詳細は CRIU のアップストリームを参照のこと)

さらに使用している Incus のバージョンで必要とされるほかのカーネルの機能も必要です。

LXC

Incus は以下のビルドオプションでビルドされた LXC 5.0.0 以上を必要とします。

  • apparmor (もし Incus の AppArmor サポートを使用するのであれば)

  • seccomp

Ubuntu を含むさまざまなディストリビューションの最近のバージョンを動かすためには、LXCFS もインストールする必要があります。

QEMU

仮想マシンを利用するには QEMU 6.0 以降が必要です。

追加のライブラリ(と開発用のヘッダ)

Incus はデータベースとしてcowsqlを使用しています。 ビルドしセットアップするためにはmake depsを実行してください。

Incus はほかにもいくつかの (たいていはパッケージ化されている)C ライブラリを使用しています。

  • libacl1

  • libcap2

  • libuv1cowsqlで使用)

  • libsqlite3 >= 3.25.0(cowsqlで使用)

ライブラリそのものとライブラリの開発用ヘッダ (-dev パッケージ)のすべてをインストールしたことを確認してください。