デフォルトイメージサーバー

incus CLI コマンドは下記のデフォルトリモートイメージサーバーが初期設定されています:

images:

このサーバーはさまざまな Linux ディストリビューションの非公式イメージを提供します。 イメージはLinux Containersチームによりメンテナンスされ、コンパクトで最小限にビルドされています。

利用可能なイメージの概要についてはimages.linuxcontainers.orgを参照してください。

さらなるイメージサーバーは incus remote add で追加できます。

イメージサーバータイプ

Incus は下記のタイプのリモートイメージサーバーをサポートします:

simple streams サーバー

simple streams形式を使う純粋なイメージサーバー。 静的ファイルのみで構成されますので、これらのサーバーを動かすのに特別なソフトウェアは必要ありません。 デフォルトの images: サーバーは simplestreams タイプを使っています。

公開 Incus サーバー

イメージを配布するためだけに稼働し、このサーバー自身ではインスタンスを稼働しない Incus サーバー。

Incus サーバーをポート 8443 で公開で利用可能にするには、core.https_address設定オプションを:8443に設定し、認証方法をなにも設定しないようにします(詳細はIncusをネットワークに公開するには参照)。 そして共有したいイメージをpublicにセットします。

Incus サーバー

ネットワーク越しに管理できる通常の Incus サーバー、イメージサーバーとしても利用可能。

セキュリティー上の理由により、リモート API へのアクセスを制限し、アクセス制御のための認証方法を設定するほうが良いです。 詳細な情報はIncusをネットワークに公開するにはリモートAPI認証を参照してください。

simplestreams サーバーを管理するためのツール

Incus には Simple streams 形式を使ってファイルシステムツリーを管理するのに使える incus-simplestreams というツールが含まれています。

このツールはincus-simplestreams addでコンテナ(squashfs)か仮想マシン(qcow2)イメージのいずれかのインポートをサポートし、incus-simplestreams listで利用可能なすべてのイメージをフィンガープリントとともに一覧表示し、incus-simplestreams removeでサーバーからイメージを削除できます。

このファイルシステムツリーは有効な証明書を持つ HTTPS をサポートする通常のウェブサーバー上に配置する必要があります。

Incus メタデータ tarball が付属しないイメージをインポートする際には、incus-simplestreams generate-metadata コマンドを使うといくつかの質問を元に基本的なメタデータの tarball を生成できます。