アーキテクチャ

Incus は Linux カーネルと Go でサポートされるあらゆるアーキテクチャ上で稼働できます。

Incus の一部のエンティティ、たとえば、インスタンス、インスタンススナップショット、イメージはアーキテクチャに依存します。

下記のテーブルはサポートされるすべてのアーキテクチャを識別子と参照するための名前をリストアップします。 アーキテクチャ名は通常は Linux のカーネルアーキテクチャ名と揃えてあります。

ID

カーネル名

注釈

パーソナリティ

1

i686

32bit Intel x86

2

x86_64

64bit Intel x86

x86

3

armv7l

32bit ARMv7 リトルエンディアン

4

aarch64

64bit ARMv8 リトルエンディアン

armv7l (省略可能)

5

ppc

32bit PowerPC ビッグエンディアン

6

ppc64

64bit PowerPC ビッグエンディアン

powerpc

7

ppc64le

64bit PowerPC リトルエンディアン

8

s390x

64bit ESA/390 ビッグエンディアン

9

mips

32bit MIPS

10

mips64

64bit MIPS

mips

11

riscv32

32bit RISC-V リトルエンディアン

12

riscv64

64bit RISC-V リトルエンディアン

13

armv6l

32bit ARMv6 リトルエンディアン

14

armv8l

32bit ARMv8 リトルエンディアン

15

loongarch64

64bit Loongarch

注釈

Incus はカーネルアーキテクチャのみに影響し、ツールチェインで決定される特定のユーザースペースのフレーバーには影響しません。

これは Incus は ARMv7 hard-float を ARMv7 soft-float と同じとして扱い、両方をarmv7lとして参照することを意味します。 もしユーザーにとって有用であれば、正確なユーザースペースのABIがイメージとコンテナプロパティとして設定でき、簡単に問い合わせできます。

仮想マシンのサポート

Incus は以下のホストアーキテクチャーでのみ仮想マシンの動作をサポートします:

  • x86_64

  • aarch64

  • ppc64le

  • s390x

仮想マシンのファームウェアがブート可能であれば、仮想マシンのアーキテクチャは通常ホストアーキテクチャーの 32bit パーソナリティにすることもできます。