環境変数

以下の環境変数を設定することで、Incus のクライアントとデーモンをユーザーの環境に適合させることができ、いくつかの高度な機能を有効または無効にすることができます。

クライアントとサーバー共通の環境変数

名前

説明

INCUS_DIR

Incusのデータディレクトリー

INCUS_INSECURE_TLS

trueに設定するとクライアント<->サーバー通信とサーバー<->イメージサーバーの両方(サーバー<->サーバーとクラスタは影響を受けない)ですべてのデフォルトのGoのcipherを許可する

PATH

実行ファイルの検索対象のパスのリスト

http_proxy

HTTP用のプロキシサーバーのURL

https_proxy

HTTPS用のプロキシサーバーのURL

no_proxy

プロキシが不要なドメイン、IPアドレスあるいはCIDRレンジのリスト

クライアントの環境変数

名前

説明

EDITOR

使用するテキストエディタ

VISUAL

EDITOR が設定されてないときに)使用するテキストエディタ

INCUS_CONF

LXC設定ディレクトリーのパス

INCUS_GLOBAL_CONF

LXCグローバル設定ディレクトリーのパス

INCUS_REMOTE

使用するリモートの名前(設定されたデフォルトのリモートよりも優先されます)

INCUS_PROJECT

使用するプロジェクトの名前(設定されたデフォルトのプロジェクトよりも優先されます)

サーバーの環境変数

名前

説明

INCUS_AGENT_PATH

incus-agent のビルドを含むディレクトリのパス

INCUS_CLUSTER_UPDATE

クラスタアップデートの際に呼ぶスクリプト

INCUS_DEVMONITOR_DIR

デバイスモニターでモニターするパス。主にテスト用。

INCUS_DOCUMENTATION

ウェブサーバーで配信するドキュメントのパス

INCUS_EXEC_PATH

(サブコマンド実行時に使用される)Incus実行ファイルのフルパス

INCUS_IDMAPPED_MOUNTS_DISABLE

idmapを使ったマウントを無効にする(従来のUIDシフトを試す際に有用です)

INCUS_LXC_TEMPLATE_CONFIG

LXCテンプレート設定ディレクトリー

INCUS_OVMF_PATH

OVMF_CODE.fdOVMF_VARS.ms.fdを含むOVMFビルドへのパス

INCUS_SECURITY_APPARMOR

falseに設定するとAppArmorを無効にします

INCUS_UI

ウェブサーバーを配信する web UI のパス

INCUS_USBIDS_PATH

hwdata usb.ids ファイルのパス