(client-config)= # CLI設定ファイル Incusクライアントは環境データを保管し振る舞いを調整するために設定ファイルを使います。このドキュメントではファイルの構造とオプションを説明します。 ```{note} 設定ファイル手で編集するとCLIが不整合な状態になってしまうかもしれないので、[`incus remote`](incus_remote.md)と[`incus alias`](incus_alias.md)コマンド経由でのみ編集するのが良いです。 ``` ## 設定ファイル デフォルトでは、Incus CLIは`$HOME/.config/incus/config.yml`を使いますが、`INCUS_CONF`環境変数で指定される任意のファイルを使うこともできます。 ファイルやパスが存在しない場合は、以下のデフォルトを使います: ```yaml default-remote: local remotes: images: protocol: simplestreams public: true addr: https://images.linuxcontainers.org local: protocol: incus public: false addr: unix:// aliases: {} defaults: list_format: "" console_type: "" console_spice_command: "" no_color: false ``` ## `remotes` Incusのリモートの情報は[`incus remote`](incus_remote.md)コマンドで管理され、`remotes`セクションに保管されます。remotesは以下の設定キーを持つことができます。 ### `addr` リモートサーバーのアドレス。IP、FQDN、URLを受け付けます。`addr1,addr2,...`のようにカンマで区切って複数のアドレスを設定できます。 ### `last_working_address` リモートが複数のアドレスを持つ場合に、リモートの最後に動いていたアドレスを登録するためにCLIで使われます。 ### `auth_type` サーバーAPIに認証するのにクライアントが使う方法。`tls`と`oidc`を受け付けます。 ### `keepalive` `keepalive`機能が接続を開いたままにしておくタイムアウトの秒数。 ### `project` リモートを使うときにCLIで使うデフォルトプロジェクト。[`incus project switch`](incus_project_switch.md)コマンドで定義されます。`--project`フラグと`INCUS_PROJECT`環境変数で上書きされます。 ### `protocol` リモートと通信するのにCLIが使うプロトコル。リモートをIncusあるいはイメージサーバーのどちらとして使うかを決めます。以下の選択肢を受け付けます: - `incus`: ネットワーク超しにアクセスできるプライベートIncusサーバー - `oci`: アプリケーションコンテナイメージを提供する[Open Container Initiative (OCI)](https://opencontainers.org/)サーバー - `public`: イメージのみを提供するネットワーク超しにアクセスするIncusサーバー - `simplestream`: イメージを提供する[Simple Stream](https://git.launchpad.net/simplestreams/tree/)サーバー ### `credentials_helper` OCIサービス認証を処理するヘルパーコマンドを定義します。 ### `public` リモートがイメージ専用のサーバー(public)かどうかを定義します。 ## `default_remotes` コマンドを実行するのにCLIで使うデフォルトのIncusのリモートを定義します。[`incus remote switch`](incus_remote_switch.md)コマンドで定義されます。この設定は`INCUS_REMOTE`環境変数あるいは`:`接頭辞で上書きされます。 ## `aliases` [`incus alias`](incus_alias.md)コマンドで管理されるエイリアスを保管します。各エイリアスはエイリアス名とエイリアスのコマンド(引用符で囲んだ)で構成するキー/値のペアです。 ## `defaults` 特定のCLIコマンドでdefaultのCLIの振る舞いを決定します。 ### `list_format` 一覧がどのように出力されるかを決定します。`--format`(`-f`)フラグと等価です。`csv`、`json`、`table`、`yaml`、`compact`、`markdown`を受け付けます。 ### `console_type` [`incus console`](incus_console.md)コマンドで使うデフォルトのコンソールタイプを決定します。指定できるオプションは以下のとおりです: - `console`: text based console - `vga`: graphic UI console ### `console_spice_command` [`incus console`](incus_console.md)で使うVGAコンソールを提供するための代替のSPICEコマンドを決定します。 ### `no_color` CLIのカラー表示を無効化します。